6月28日 岩手県の3日目です。デワノトネリコの木を前にチョウセンアカシジミを待っていると、スジボソヤマキチョウ が飛んで来ました。ここは、田んぼが近くにある平地です。近くには、赤松の植林された丘陵があるけれど、食草のクロウメモドキ、クロツバラの見られる山地ではありません。スジボソヤマキチョウ は、すぐに飛んで行ってしまいました。

5月12日 クモマツマキチョウを見たいので、長野県に行きました。
クモマツマキチョウは、なかなか姿を現わさないまま、周辺を見渡していると白っぽい蝶が飛んできました。
クモマツマキチョウのメスかも知れないので、近づいてみると、越冬後の スジボソヤマキチョウ でした。
ここは、標高約1,400mで、まだ日陰には雪も残っています。厳しい冬を耐え抜いてきた様子は、色あせた羽の色からも分かります。
花の蜜を吸って、最後の力を出し卵を産んで一生を終えるスジボソヤマキチョウはすごいなと思いました。